NFTゲームのデメリット7つ【リスクの種類や安全に遊ぶ方法とは？】

仮想通貨やNFT取引の普及に伴い、NFTゲームも注目を集めています。

NFTゲームの魅力は、ゲームをプレイしていて仮想通貨やNFTを受け取れる点です。

しかしデメリットやリスクを把握した上で遊べば、楽しみながらお金を稼げる可能性もあります。

本記事では、NFTゲームのデメリットやリスクを解説していきます。

NFTゲームのデメリットや問題点

NFTゲームはメリットばかりというだけでなく、デメリットや問題点も確かにあります。

法整備が整っていない

仮想通貨に関しては日本でも徐々に法整備が進められていますが、NFTやNFTゲームに関してはまだまだ追いついていないのが現状です。

現在リリースされているNFTゲームは、以下の点が懸念されています。

NFTゲームはまだまだ発展途上の市場であり、業界規模が大きくなるにつれ日本の法規制が入るかもしれません。

ゲームのクオリティは高くない

NFTゲームは従来のオンラインゲームや家庭用ゲームと比較して、ゲームそのもののクオリティは低めです。

ゲームジャンルも偏っています。2022年5月時点でリリースされているNFTゲームに多いのは、以下のジャンルです。

初期のソシャゲや昔のブラウザゲーというと、少しイメージしやすいかもしれません

NFTゲームの魅力は遊んで稼げる「Play to earn」の部分ですが、現時点では遊んでの部分に物足りなさを感じます。

NFTゲームはつまらない？面白くない理由と今後の予想について

初期費用が必要なNFTゲームもある

NFTゲームの多くは、始める際に費用がかかります。

無料で始められるゲームもありますが、無料でできるゲームは大きく稼ぐのが難しくなります。

またNFTを購入する際には、購入費用の他にガス代と呼ばれる手数料が別途必要です。

始めるまでに手間がかかる

NFTゲームは従来のオンラインゲームや家庭用ゲームと比較すると、始めるまでに手間がかかります。

例えばスマホで遊べるソシャゲの場合、アプリをダウンロードすればすぐに始められます。

その一方でNFTゲームは始めるまでに、以下の作業が必要です。

ゲーム内で稼いだ仮想通貨やNFTを日本円にする際にも、手間がかかります。

仮想通貨取引をしたことがない方や仮想通貨取引所の口座を持っていない方は、ハードルが高く感じてしまうかもしれません。

Coincheck（コインチェック）の評判まとめ！口座開設の流れも紹介

【国内・海外】NFTゲームプレイにおすすめの仮想通貨取引所4選

ハッキングリスクがある

NFTゲームには、ハッキングリスクがあります。

またNFTアイテムを売買する際に必要な仮想通貨を購入する取引所にも、ハッキングリスクがあります。

保管しておく仮想通貨やNFTはゲームや取引所の口座と切り離せるウォレットに保管しておくのが良いでしょう。

損をする可能性もある

NFTゲームは誰でも簡単に稼げるわけではなく、損をする可能性もあります。

ゲームを始める際に購入した仮想通貨やNFTアイテムの元が取れないままやめてしまうと、初期費用を回収できずに損をしてしまいます。

手数料（ガス代）がかかる

NFTゲームは、イーサリアム（ETH）やソラナ（SOL）などのプラットフォームを使用している場合が多いです。

ガス代は、取引時に作成したブロックチェーンが正しいと証明する人たち「マイナー」に支払われる報酬です。

ガス代は一定の金額ではなく、日々変動しています。

イーサリアム（ETH）やソラナ（SOL）の取引を行うユーザーが増えれば、増えるほどガス代が高騰するので、NFTゲーム市場が拡大するとガス代も上がる恐れがあります。

NFTゲームの危険性やリスク

先ほど解説したように、NFTゲームにはリスクもあります。

リスクを把握した上で、NFTゲームを楽しむのがおすすめです。

それぞれ詳しく解説していきます。

ハッキングリスク

NFTゲームやゲームで遊ぶときに使用する仮想通貨取引所には、ハッキングリスクがあります。

NFTや仮想通貨はハッキングされにくいブロックチェーン技術を採用していますが、それでもハッキングされる可能性はゼロではありません。

過去には、以下のNFTゲームや仮想通貨取引所でハッキング被害がありました。

しかしこのようにNFTゲームや仮想通貨取引所では、ハッキングリスクがゼロではないと意識しておいた方が良いことに変わりはありません。

仮想通貨やNFTアイテムの価格変動リスク

NFTゲームは、プレイヤーへの報酬として仮想通貨が支払われる場合が多いです。

またゲーム内でNFTアイテムを入手、作成できる場合もあります。

ゲームのプレイ人口が減り人気が落ちてしまえば、ゲーム内で使用できる通貨やNFTの価格も下がってしまうかもしれません。

「NFTゲームは引退するときに、NFTや仮想通貨を売れば初期費用は回収できる」と主張する方もいますが、この考えには注意が必要です。

ゲームのサービス終了リスク

NFTゲームの運営会社は、利益を出す目的でゲームを提供しています。

しかしサービス終了したゲームでしか使えず、使いどころのないNFTアイテムの価値は下がるはずです。

逆に愛着のあるキャラや装備であれば、サービス終了後もNFTとして自分の手元に残せるのはメリットともいえるでしょう。

詐欺や犯罪に巻き込まれるリスク

NFTゲームは各国で法整備を進めつつある状態です。

またNFTゲームに関する詐欺が発生する恐れもあるでしょう。

NFTゲームで遊ぶときには、こういった詐欺や犯罪に巻き込まれるリスクを考慮しておく必要があります。

法律による規制が入るリスク

NFTゲームに関する日本の法整備はまだまだ十分ではありません。

今後、NFTゲーム市場が拡大したタイミングで法整備や何らかの規制が入る恐れはあります。

規制が入ったときに、これまで楽しんでいたゲームがサービス終了してしまう、システムが変更になる可能性もゼロではありません。

NFTゲームを安全に楽しむ方法

大切なのは自分でデメリットやリスクをきちんと把握した上で、安全対策をして遊ぶことです。

それぞれ詳しく解説していきます。

信頼性の高い仮想通貨取引所を利用する

NFTゲームに使用する仮想通貨取引を行う際には、できるだけ信頼できる取引所を利用しましょう。

仮想通貨取引は、預金制度や株式などの証券などのように法律で保護されていません。

そのため以下のトラブルが発生したときに、消費者が失った仮想通貨が戻ってこない可能性もあります。

これらのリスクをできるだけ下げるために、セキュリティ面や資金面で信頼できる以下のような仮想通貨取引所を利用するのがおすすめです。

なお、平成29年から日本国内で仮想通貨取引業者を営む際には、金融庁への登録が必要になりました。

そのためこれから口座開設する仮想通貨取引所を選ぶのであれば、登録済みの業者を選んでおくのが安心です。

Bybit（バイビット）やBinance（バイナンス）などのように、海外の仮想通貨取引所の中には、日本の金融庁の登録を受けていないところもあります。

これらの取引所で取引を行う際には、完全に自己責任ですし、規制が強化され口座凍結や取引停止になるリスクも考慮しておく必要があります。

NFTゲームで遊ぶときにおすすめの仮想通貨取引所は、以下の記事でも紹介しています。

【国内・海外】NFTゲームプレイにおすすめの仮想通貨取引所4選

ユーザー数が多く信頼できるNFTゲームで遊ぶ

プレイするNFTゲームを選ぶ際には、ユーザー数が多く信頼できるゲームを選びましょう。

人気が高いNFTゲームで遊ぶメリットは、以下の3つです。

すごく簡単に言ってしまうと、人気のあるNFTゲームの方が仮想通貨やNFTアイテムを売買しやすいです。

NFTゲームで遊ぶなら余剰資金を使う

NFTゲームでお金を使って遊ぶときには、余剰資金を使いましょう。

NFTゲームは従来のオンラインゲームや家庭用ゲームと異なり、稼げる可能性があるとしても、必ず稼げるわけではありません。

結果として損をしてしまう可能性もあるので、NFTゲームを楽しむなら余剰資金で遊ぶのがおすすめです。

NFTゲームのデメリットやリスクに関するよくある質問

最後にNFTゲームのデメリットやリスクに関するよくある質問を回答と共に紹介していきます。

デメリットやリスクを知った上でNFTゲームを楽しもう

NFTゲームにはデメリットもありますが、これまで時間とお金の浪費と思われていたゲームでお金が稼げるという大きなメリットもあります。

「NFTゲームにはデメリットがある＝危険、やってはいけない」と極端な考えを持つのではなく、自分なりにデメリットやリスクを整理してやるかやらないか判断するのがおすすめです。

またNFT取引のガス代などは今後の技術発展により、必要な費用が少なくなる可能性もあります。

このように、NFTはこれからも変化を続けていくので最新情報を集め、その都度リスクやデメリットに対処していくのが良いでしょう。

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